2009年3月26日

続・青森のりんご廃棄について考える!

ジュニアです。

先日の青森りんごの廃棄について、やっぱり気になるので、思い切って青森県庁「りんご果樹課」に電話で突撃してみました。

 さすが行政という感じで非常に丁寧に対応してくれました。 

 回答いただいた内容をまとめると、

 ・廃棄処分のりんごっていうのがあるわけじゃないんだよ
 ・傷がついたり形が悪かったりして、生食で食べられないりんごは、加工するしかない
 ・で、加工してもらうのをずっと待って農家が自分の倉庫(冷蔵施設とか無い)にホールドする
 ・で、加工してもらえないことがだんだんわかってくる
 ・その頃にはりんごの状態はだいぶ悪くなっている
 ・加工してもらえないことがはっきりしたときには、既に食べられない感じになっている

 ということみたいです。

 つまり、都会の人が思う「廃棄されるのを待つかわいそうなまだ食べられるりんごたち」というイメージは間違いで、

 ・最初から廃棄処分のりんご、というものが出るわけではない
 ・生食で食べられるようなものは、安くても一応市場で売り切る
 ・加工待ちのB級品が、加工を待っている間に状態が悪くてなって、「結果として廃棄する」

 という流れであることをちゃんと教えてくれました。

 だから、「農家とかに、廃棄りんごを売ってください、と言っても、たぶん理解してもらえないと思うよ」と言われました。
 なぜなら、廃棄りんごとは既に生食でも加工でも食べられなくなった状態のりんごだから。
 それを買うなんて意味がわからないと。

 「B級品を安く買わせてください」とストレートに言ったほうが理解してもらえる、と。

 実際、青森りんご協会というところが先頭にたって、クロネコヤマトと組んでB級品を宅配販売した例もあるそうです。

 ここに電話してもう少し聞けたら聞いてみます。
 
 最後に、県庁の人から「でもそういうあたたかい声をもらえるのは嬉しい」と言っていたので、なんだか心あたたまるコミュニケーションでした。

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