ひとつ前のエントリーを受けてというわけではありませんが、あまり食べる機会のない国の料理を食べてみるのは、小旅行のような気分がして大好きです。
今回は原宿のチュニジア料理、ハンニバルドゥです。
チュニジアは実際に訪れたことはありませんが、イスラエルとエジプトとイタリアに行ったことがあったので、地中海沿岸という枠組みの中で、やはり少し似ている感じはしました。
中でも美味しかったのは、ブリックと呼ばれるチュニジア風春巻き。
半熟卵とツナがたっぷり入っていて、一つ食べるだけですごく満足感がありました。
ちなみに、「半熟の卵をこぼさず上手に食べられると育ちがいい証拠とされる」らしいです(笑)。
次に、珍しかったのが、ルケアと呼ばれる羊の脳みそのソテー。
脳みそのイメージ通りのぷりぷりとした食感と見た目がそのまま残っていて、苦手な人もいると思います。
脳みそ自体にあまり味がないので、調理法次第だとは思いますが,,,。ちなみに自分はあまり好きになれませんでした。
また、タジンといえばモロッコ料理ではあの鍋を使った料理を指しますが、チュニジアでは下のようなキッシュのことを指してタジンと呼ぶそうです。
デザートでは、「イナゴマメのケーキ」というのが出てきました。
日本ではあまりなじみがありませんが、もともと地中海では砂糖の代わりに古くから使われていた豆類のようで、実際にこのケーキも、砂糖を一切使ってないにも関わらず、きちんと甘くて美味しかったです。
また、チュニジアは古代カルタゴの時代からワインをつくっているワイン生産の盛んな国で、しかもロゼが生産量の多くの部分を占めるという、非常に面白い国です。
フランスの支配下に置かれた歴史も手伝って、AOCなどの管理体制もきちんとしているそうです。実際に、お店で勧められたロゼワインは、個性と飲みやすさのバランスがとれた美味しいワインでした。
行ったことのない国の料理を食べて、その国のことをあれこれ想像してみるのは、本当に面白い体験ですね。
link:
ハンニバル ドウ
wikipedia 「イナゴマメ」
チュニジアのワインについて
2008年9月29日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿